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住民メッセージ

加賀林業

プロフィール

加賀 正憲さん(門川町在住 職業 加賀林業代表)

高校卒業後、延岡市の企業で8年近く働いていた加賀さん。当時、仕事を続けるかどうかで悩んでいた時、両親が営む林業の現場を見て、意外と面白そうだと感じ、辛いこともあるけど、今若い人が少ない林業はチャンスかもしれないと考え、林業の道に進むことを決めました。中学生の頃、親の手伝いをたまにしていた時は、大変な仕事だと感じ、これだったら勉強を頑張って会社に入った方がいいなと思っていたそうです。そんな林業も始めて11年が経ち、3年前には両親が引退し、それを機に妹の旦那さんと近所の先輩に来てもらい新しいチームを作って、家業を引き継がれていらっしゃいます。

加賀さんにお話を伺いました。

仕事について

前職を辞め、両親と3人で林業をすることになりましたが、始めたころは、まだ今のように重機がなかったこともあり、身体が林業になれるまでは、手がしびれたり、体力面で少し苦労しました。
木の倒し方は父親から教えてもらい、重機の扱いは近所の同業者のところで数か月働きながら学びました。
仕事のほとんどは親せきや近所の山主の方から依頼されることが多いです。森林組合にも加入していて、伐採搬出費の精算や伐採届けなどの手続き等でお世話になることが多いです。

仕事のやりがい、林業の魅力

一つ一つ現場が違うので、やり方などを自分で考えて、一番効率の良い方法を組み立てていくことは面白いです。でも、一番は木を倒すことが楽しいですね。
また、木を切った後に植林をしますが、それが成長していく姿を見ることも喜びとかやりがいを感じる一つです。

今後の目標や夢

昨年まで林業研究グループという会で会長をしていたのですが、そこで実施していた木育や林業に関するイベントみたいなことを仕事の合間に参加していければいいなと思っています。重機の体験学習みたいなことで門川高校に行って生徒に教えたりする機会はたまにありますが、ゆくゆくは林業の若手後継者の育成に携われるようになれたらいいなと思っています。

移住者へのメッセージ

元々ここに住んでいましたが、ずっと地元を離れていたので、戻ってきた当初は知らない人も多かったです。でも地元の消防団に入り、祭りなどの実行委員や準備に顔出しをしていたら、段々知り合いも増えていきました。消防団に関東から移住してきた方もいましたが、みんな温かく迎えて、すぐに馴染んでいましたよ。