仕事ごこち

備長炭

江戸時代より産業として栄えた宇納間の備長炭作りは、国内の3大産地のひとつです。
質を追求するため通常の3倍ちかくの日数をかけ、出来た炭は硬くたたくと金属音がします。一度火をつけるとじっくり長い時間燃え続け、匂いも少ないことから全国の料亭などで重宝されています。

備長炭窯出し日のスケジュール

小田 米造さんのインタビュー記事へ
02:30 起床
03:00 窯へ行き作業を始める↓
窯だし、冷却、仕訳を繰り返し行う↓
途中応援が参加↓
合間に休憩と昼食休憩
16:00 作業終了
17:00 帰宅
18:00 夕食
20:00 就寝

備長炭の主な作業

❶木くべ窯に入れるために木ごしらえをしたアラカシの生木を、窯の奥からひとつひとつ手作業で縦に並べていきます。水分を多く含んだ生木ですので重く大変な労働です。ひとつの窯に約10トン入りますが、40日後には約1トンの備長炭が出来上がります。
❷練らしじっくりと時間をかけ炭素化しますが、その最終段階では窯の入り口の穴を広げ、空気を送り込んでいきます。酸素を得た窯の中は黄金色に輝きます。この工程は練らしと呼ばれ、高品質の備長炭をつくるうえで技術を必要とし難しい作業のひとつとなります。
❸窯出し一度、始めると途中でやめることが出来ないため、2時3時と早朝から行います。練らしを終えた炭を窯から出します。このとき窯の内部は1,000℃近くになっており、真っ赤になった炭は空気にさらされ、高音の金属音が響きます。一度に出来る作業ではなく、何度も繰り返し行います。
アラカシの生木を1,000℃前後の高温で数日かけて焼きます。焼け具合を確認しながら、調整していきます。
準備が整ったら、窯から備長炭を少量ずつ取り出していきます。
取り出した備長炭に灰と土を混ぜた消し粉をかけて冷まします。
❹灰かけ灰と土を混ぜた消し粉をかけて15分ほど木炭の熱を冷まします。この際の消し粉の灰などで白くなるので白炭と呼ばれている。
❺選別・カット消火後は選別作業を行います。ひとつひとつ手作業で12段階に仕訳し箱詰めします。この厳しい規格に沿って丁寧な選別を行うことで、商品の信用につながっています。選別された備長炭の長さを切りそろえ、箱詰め作業をし出荷にそなえます。