人ごこち

住民メッセージ

バイオマス 堀川章司

プロフィール

堀川 章司さん(諸塚村在住 職業:(有)前田産業 バイオマス事業部)

諸塚村で林業に従事する堀川章司さん。高校卒業後は宮崎市内で大手建設業や警備会社などに勤務しましたが、生まれ育った諸塚村で、親せきが集まるようなにぎやかな家に住みたいと思ってUターンを決意しました。地元に帰ったからには、主産業である林業に携わる仕事がしたいと現在の会社・(有)前田産業に就職。現在は三人の子宝にも恵まれ、理想としていたにぎやかな暮らしが実現しています。仕事の傍らで、小学校から続けている剣道に励んでいます。村内にある少年剣道クラブや中学校の剣道部などでは、子どもたちの指導にも関わっています。

堀川さんにお話を伺いました。

仕事について

私の会社は、諸塚村を中心に展開しており、立ち木を伐採する林産部、伐採した木を輸送する運送部、バイオマスに使用するチップの生産を行うバイオマス事業部の3部に分かれています。私は、そのうちのバイオマス事業部に所属しています。私の仕事は、バイオマス材(長材、短材、曲がり材)をチップに加工して、バイオマス発電所に出荷するというものです。搬入された木材の移動に重機を操作するため、安全第一を心掛け、周囲への目配りや気配りを常に行っています。山の木を林産部が伐採した後、輸送部が運搬するため、チップに加工するまでに各部の連携が必要になります。互いに協力しながら、一連の流れがスムーズに行えるように、いかに無駄のない効率的な作業ができるかを、常に考えながら作業しています。

バイオマス 堀川章司さん写真2

諸塚村の魅力

ありきたりかもしれませんが、人と人との距離が近く、仲が良いのが一番の魅力です。数年前に起こった台風14号では、諸塚村は甚大な被害に見舞われましたが、村民の多くが自分のことよりも他人のために働く姿を見て、改めて住民同士のつながりの深さを感じました。また、日常のことでは、近所の方から自分が育てた野菜だけでなく、猪肉や鹿肉といったおすそ分けをしていただけることが、すごく助かっています。

バイオマス 堀川章司さん写真3

移住者へのメッセージ

地域の人たちからは何も無いと言われる諸塚村ですが、一歩入ってみれば魅力あふれる土地だと感じています。自分だけの諸塚村の魅力や楽しさを探してもらって、ぜひ友人・知人に紹介したくなる、諸塚村を造ってもらいたいです。人の温もりはもちろん動物の温もり?も味わえます。