人ごこち

住民メッセージ

宇納間備長炭

プロフィール

小田 米造さん(美郷町在住 職業:備長炭)

ご自身もUターンし宇納間に戻ってこられた小田さん。子供の頃に両親の仕事ぶりを見ていたとはいえ、全く違う仕事への転職を経験したことで、今では備長炭作りをしたいと移住してこられた方の受け入れも、積極的に行われています。

小田さんにお話を伺いました。

仕事の魅力

炭作りの作業は20日~30日のサイクルでやっているところが多いのですが、宇納間では品質にこだわり40日かけてじっくりと炭素化するので、密度が高く硬い炭となります。アラカシの木を使って出来上がった炭は12種類に分類されますが、高品質なものは艶のある黒さで、叩くと金属音がするんですよ。一度火をつけると長時間燃え続け、特有の匂いも少ないので料亭で好まれているそうです。こだわって作った自分の炭が、どこかで美味しい料理作りに関わっているんだなと思いますね。

移住者へのメッセージ

炭作りは音や匂い、煙を見ながらの作業となります。どうしても自然が相手なので決められた通りにやっても思った通りに出来ないのが魅力でもあります。一見、難しそうですが、全ての行程を3~4回ほど経験すれば勘がつかめ、自分で窯も持ち作れるようになります。昔は夫婦や家族といった少ない人数で行っていましたが、今では仲間で協力しあって作業をしています。私もそうでしたが先輩たちにまじって、少しづつ経験し覚えられるので心配ないですよ。