令和６年1月１９日（金）から２１日（日）の3日間にわたる日程で「師走祭り」が開催されます。

このお祭りは、約９０km離れた美郷町南郷の神門神社と木城町の比木神社が合同で斎行する極めて特異な形式の祭りであり、異国の地で離れ離れで祀られている百済王族である禎嘉王（ていかおう）とその息子の福智王（ふくちおう）が年に一度３日間かけて対面する儀式として１３００年余りにわたり連綿と受け継がれています。

比木神社の一行が神門神社に向かう「上りまし」では、夕闇迫る神門神社付近で天をも焦がさんばかりのかがり火を焚いて王子を迎え、「中日」には神楽が奉納され、一行が帰路につく「下りまし」の際には、「オサラバ」と称して、へグロ（墨）を顔に塗り、ショウケ（竹で編んだザル）などを振って送る習わしも見られるなど、地域住民の素朴な信仰形態が見られます。